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プラスチック製ストロー廃止で「ボバ茶」の危機、サンフランシスコ      ピーター・キーン著| 2018年8月6日

8/6/2018

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​プラスチック製ストローを廃止するニュースが相次いでいる。米国の主要都市で初めて禁止を発表したシアトルをはじめとし、サンタバーバラで2019年、ディズニー2019年、サンフランシスコ2020年、スターバックス2020年、台湾2030年、また時期はさまざまであるが、アメリカン航空、ハイアット、マクドナルド英国、アイケア他、多数の多国籍企業でも禁止措置の導入が検討されている。この禁止は漫画や冗談のネタとしても取り上げられ、伝統か革新かという文化論争を巻き起こし、ビジネスの混乱を招いる。『ボバ茶(タピオカミルクティー)』の販売者にとって、この問題は深刻であり、「危機」とタグ付けされている。

ボバ茶のようにストローが商品のデザインの一部となっている飲み物は他にはない。カップの底にあるタピオカの粒を吸い上げるように飲むことが特徴のボバ茶は、通常は3/4インチの幅の広いストローが使用され、先が斜めにカットされているデザインはカップの蓋部分のプラスチックフィルムに突き刺しやすいようにできている。サンフランシスコにあるボバ茶店Steep Creamery and Teaの共同オーナーであるアルビン・ユー(Alvin Yu)は次のように述べる:「ボバ茶は茶とパールを一緒に吸い上げるもので、粒はタピオカもあればアロエ・ゼリーを使ったハーブティーもある。そしてそれはすべてストローが必要である。」フィルムの蓋がついていることで、飲み物とタピオカ粒を液体をこぼさずに混ぜることができる。
ボバ茶の愛好家の中には、ストローなしで飲むというアイデアに強く反応する者もいる。 「ボバ茶をカップに注いで、スプーンか何かを使用しなくてならないなんて、 誰もそんなことをしたくない。ストローで飲みたい。」「ストローの鋭い先をプラスチックの蓋に突き刺すと、ボバ茶を飲んでるという感じがする。」などの意見がある。
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全米でもリベラルな州のひとつであるカリフォルニアのサンタ・バーバラではプラスチック製ストローを提供した場合1000ドルの罰金か6カ月の拘留という罰則を設けた(現在は見直し中)。このことも、冗談や文化戦争に拍車をかけた原因とみられる。

だがボバ茶はプラスチック問題のごく小さな一部にすぎない。環境被害の全体像は深刻である。中国は年間880万トンのプラスチックを海洋に放出している。ほかの4つのアジア諸国の合計と同等量にあたる。対し米国の値は低く、30万トンであるが依然として大きい数字であることに変わりはない。サンフランシスコとハワイの間に伸びる太平洋ゴミベルトは80%がプラスチックでできたごみの塊であり、サイズはテキサス州の2倍の大きさである。


米国だけで1日5億本の使い捨てストローが廃棄され、それらが分解されるまでに200年がかかると言われる。海洋廃棄物の中で11番目に多いのがプラスチック製のストローであるが、そのサイズと形状が鳥やカメなどの生態に脅威となっている。
この禁止令に異議を唱える側は、海洋に投棄されたプラスチックのうちストローは0.02%であり、米国は全体のわずか1%しか直接責任を負わないと主張する。
結論1: 始まりにすぎない
この禁止は変化の兆候であり、今後こういった条例は増加していくと予想される。プラスチック製の買い物用のレジ袋のように、(年間1兆、1パーセント以下のリサイクル率、平均使用時間わずか12分)社会、地域、最終的には国の法律として対策を講じるよう圧力をかけてやがて,プラスチック製ストローの使用は消滅していくであろう。
結論2: 供給のニーズはすぐに満たされる
供給の問題は短期間で解消され、1年後にはニーズを満たしている見込みである。この禁止条例は革新も促進する。ボバ茶危機に最も関係することで言えば、ひとつは他の食品と同様に1日で堆肥化を始める海洋環境に優しい海藻ベースのストローがある。紙製のストローは、ボバ茶の特別な需要をターゲットにしている。
だが2つの問題点がある。ひとつは従来のストローの在庫処理におおよそ4か月がかかること、そしてコストの問題である。一般のプラスチックストローは1~3セントのコスト、紙製ストローは7~9セント、持ち運べるメタル製の折り畳みストローはケース付きで20ドルである。耐破損性ガラス製ストロー(6ドル)、竹製ストロー(2ドル)は、アマゾンで高評価を得ている。


結論3: ボバ茶の価格はやや上昇
ボバ茶の価格はやや上昇する見込みだ。代替のストローが量産されるようになれば、追加料金は20セントもかからないであろう。だがサンフランシスコの200~250店あるボバ茶店の中には年間200万本のストローを使用する店もあるため、ストローにかかる10セントが20万ドルの違いを生むことになる。つまりこれは些細な出費の増加ではなく、明らかな障害であり、ビジネスの不確実性の根源となると言える。
では、次の議題として、日本の木製の使い捨て割りばしはどうなのだろうか?
原題:San Francisco Straw Ban Prompts Boba Crisis (抜粋)
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