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スペシャルティ・ティーの定義とは?                 ダン・ボルトン著| 2018年7月31日

8/31/2018

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Jasmine Pearl
スペシャルティ・コーヒーという言葉は、1974年、コーヒー会社の経営者でスペシャルティ・コーヒーの草分け的存在であったエルナ・クヌッセン(Erna Knutsen)が使用したのが最初である。彼女はスペシャルティ・コーヒーを特別にするものは何かを定義するため、業界全体での取り組みを開始した。その後20年をかけてスペシャルティ・コーヒー協会(SCA)が出した結果では、その定義には、産地、気象条件、栽培・生産処理技術、選別が適正であることが求められた。つまりは、消費者が美味しいと評価し、対価に満足する品質であるという認識をもつことが重要であるとした。その努力が結実し、消費者の一人当たりのコーヒーの消費量は過去10年間で30%増加、世界中で3000億ドルに売り上げを伸ばしている。米国内でコーヒー市場におけるスペシャルティ・コーヒーの占める割合は2010年の40%から増加の60%であった。
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Darjeeling tea
高品質で消費を促進



米国でのコーヒーの消費量は、1946年のピーク時と比較して過去70年間で半減している。またコーヒーは1995年に1人当たり20ガロン減少したのに対し、炭酸飲料は1998年に1人当たり52ガロンを上回る最高消費量を記録した。炭酸飲料はそれ以来急激な減少を続けてはいるものの、依然として家庭での消費量は水に次いで2番目に多い。一方コーヒーは、最近になってようやくより良い味わいのコーヒーを好む人が増加したことにより、消費を伸ばしている。消費者は、大量消費型の安いコーヒーに比べ、スペシャルティ・コーヒーの味の良さに目を向けるようになり、その品質にプレミアム価格を支払いたいと思うようになってきたのである。



大量消費型のコーヒーが1パウンド当たり1ドル25セント、1杯2ドルで販売されるのに対し、スペシャルティ・グレードのものはコスタリカやパナマで今夏、1パウンド当たり600ドルから800ドルで競り落とされた。ワインが稀に1杯何千ドルで販売されることと比較すると、たとえ、スコア96+という高評価なコーヒーであっても、1杯当たり15ドル以下であり手ごろ感がある。
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Longjing Dragonwell
スペシャルティ・ティーとそうでないものを分けるものとは何かを考えるとき、消費者が茶を比較するのはコーヒーほど容易ではない。この質問にカリフォルニア州にあるG.S Haly社のマイク・スピレーン(Mike Spillane)が以下のように回答している。「それは複雑なことである。スペシャルティ・ティーとそうでないものを分けるものが何か、という問題を浸透させるために主力となることが3つある。ひとつは、特別な何かとして宣伝されるすべてのものを大衆が熱意をもって受け入れること、ふたつ目は、付加価値、独創性、品質を保つこと、そして若い世代や情報不足の業界でのマーケティングの影響を理解すること、である。」
スペシャルティ・ティーの定義を統一する取り組みは有意義なものである。1999年には、スペシャルティ・コーヒーを前日に飲んだ米国成人は9%であったが、2018年にはすべてのコーヒーの半数以上(59%)にのぼった。また、2018年1月に、前日に茶を飲んだ米国成人は約半数の(48%)であった。その調査では茶の内訳がプレミアム、スペシャルティ、グルメなどに分類されていなかったが、ほとんどはアイスティーと大量消費型のティーバック入りの製品であると思われる。何がスペシャルティ・ティーを特別なものにするのか、を定義することは、最高級の茶の消費量を増加させることにつながるだろう。
原題:What Defines Specialty Tea? (抜粋)



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スパイス&ティーエクスチェンジ、アリゾナに15店舗のオープン計画  スパイス&ティー・エクスチェンジ| 2018年7月16日

8/18/2018

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スパイスと茶の小売店であるスパイス&ティー・エクスチェンジがアリゾナに新たに15店舗のフランチャイズ店を出店する計画を発表した。


スパイス&ティー・エクスチェンジは『より彩り豊かな経験を創造し分かち合うこと』をミッションに掲げ、食べ物やお茶、そしてカスタマーサービスに情熱を注ぐコミュニティ志向のフランチャイズパートナーたちを従来魅了している。また同社は地元の食通や、年間を通じ観光客でにぎわう市場でも成功を収めており、アリゾナを同社の成長のための魅力的な土地にしたい意向だ。スコッツデール、フラッグスタッフ、チャンドラー、レイク・ハヴァスは現在のターゲット市場であり、さらに追加する予定である。


およそ5人に4人の茶を飲む米国の消費者(ミレニアル世代の87%を含む)と、新鮮で味わい深い家庭料理への流れが、スパイス&ティー・エクスチェンジの継続的な成長を支えている。また経験型のショッピングの人気の高まりを利用し、膨大な種類のスパイスや紅茶、調味料、グルメギフトを自由に探索できるようにすることで、顧客は感覚的な経験を楽しむことができる。店員はスパイスを手作業でブレンドしてくれる。また最近では、30種類以上の独特なお茶を楽しめるティー・バーの提供をアメリカの多くの地域で開始している。


各店舗での取り扱い商品
・140種類のスパイス
・85種類の手製ブレンド
・30種類以上の外国産の茶
・世界中の天然スパイスと塩
・ギフト用グルメ商品とアクセサリー


フランチャイズ担当は以下のように述べた。「スパイス&ティー・エクスチェンジの顧客は、夢中になることができ、引き込まれるショッピングの体験を高く評価している。なぜならその体験は、購入した商品に対してより高い価値を与えることになるからだ。
顧客はごく自然に、われわれの独特な雰囲気と味わい深い香りに引きつけられている。」
同ブランドのフランチャイズシステムは店舗ごとにさまざまである。フランチャイズ加盟店オーナーは、若い起業家から熟練した企業の役員、中小企業の経営者やフランチャイズのベテランまで幅い。スパイス&ティー・エクスチェンジはフランチャイズ加盟店オーナーの新人研修に、幅広いトレーニングを行い、業界のリーダーからの支援、また小売りとオンライン売り上げから得た複数の収入源からの財政支援などを含むユニークな条件をフランチャイズ本部として、提供している。

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原題: The Spice & Tea Exchange Infuses Arizona with Plans to Open 15 New Franchises (抜粋)

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プラスチック製ストロー廃止で「ボバ茶」の危機、サンフランシスコ      ピーター・キーン著| 2018年8月6日

8/6/2018

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​プラスチック製ストローを廃止するニュースが相次いでいる。米国の主要都市で初めて禁止を発表したシアトルをはじめとし、サンタバーバラで2019年、ディズニー2019年、サンフランシスコ2020年、スターバックス2020年、台湾2030年、また時期はさまざまであるが、アメリカン航空、ハイアット、マクドナルド英国、アイケア他、多数の多国籍企業でも禁止措置の導入が検討されている。この禁止は漫画や冗談のネタとしても取り上げられ、伝統か革新かという文化論争を巻き起こし、ビジネスの混乱を招いる。『ボバ茶(タピオカミルクティー)』の販売者にとって、この問題は深刻であり、「危機」とタグ付けされている。

ボバ茶のようにストローが商品のデザインの一部となっている飲み物は他にはない。カップの底にあるタピオカの粒を吸い上げるように飲むことが特徴のボバ茶は、通常は3/4インチの幅の広いストローが使用され、先が斜めにカットされているデザインはカップの蓋部分のプラスチックフィルムに突き刺しやすいようにできている。サンフランシスコにあるボバ茶店Steep Creamery and Teaの共同オーナーであるアルビン・ユー(Alvin Yu)は次のように述べる:「ボバ茶は茶とパールを一緒に吸い上げるもので、粒はタピオカもあればアロエ・ゼリーを使ったハーブティーもある。そしてそれはすべてストローが必要である。」フィルムの蓋がついていることで、飲み物とタピオカ粒を液体をこぼさずに混ぜることができる。
ボバ茶の愛好家の中には、ストローなしで飲むというアイデアに強く反応する者もいる。 「ボバ茶をカップに注いで、スプーンか何かを使用しなくてならないなんて、 誰もそんなことをしたくない。ストローで飲みたい。」「ストローの鋭い先をプラスチックの蓋に突き刺すと、ボバ茶を飲んでるという感じがする。」などの意見がある。
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全米でもリベラルな州のひとつであるカリフォルニアのサンタ・バーバラではプラスチック製ストローを提供した場合1000ドルの罰金か6カ月の拘留という罰則を設けた(現在は見直し中)。このことも、冗談や文化戦争に拍車をかけた原因とみられる。

だがボバ茶はプラスチック問題のごく小さな一部にすぎない。環境被害の全体像は深刻である。中国は年間880万トンのプラスチックを海洋に放出している。ほかの4つのアジア諸国の合計と同等量にあたる。対し米国の値は低く、30万トンであるが依然として大きい数字であることに変わりはない。サンフランシスコとハワイの間に伸びる太平洋ゴミベルトは80%がプラスチックでできたごみの塊であり、サイズはテキサス州の2倍の大きさである。


米国だけで1日5億本の使い捨てストローが廃棄され、それらが分解されるまでに200年がかかると言われる。海洋廃棄物の中で11番目に多いのがプラスチック製のストローであるが、そのサイズと形状が鳥やカメなどの生態に脅威となっている。
この禁止令に異議を唱える側は、海洋に投棄されたプラスチックのうちストローは0.02%であり、米国は全体のわずか1%しか直接責任を負わないと主張する。
結論1: 始まりにすぎない
この禁止は変化の兆候であり、今後こういった条例は増加していくと予想される。プラスチック製の買い物用のレジ袋のように、(年間1兆、1パーセント以下のリサイクル率、平均使用時間わずか12分)社会、地域、最終的には国の法律として対策を講じるよう圧力をかけてやがて,プラスチック製ストローの使用は消滅していくであろう。
結論2: 供給のニーズはすぐに満たされる
供給の問題は短期間で解消され、1年後にはニーズを満たしている見込みである。この禁止条例は革新も促進する。ボバ茶危機に最も関係することで言えば、ひとつは他の食品と同様に1日で堆肥化を始める海洋環境に優しい海藻ベースのストローがある。紙製のストローは、ボバ茶の特別な需要をターゲットにしている。
だが2つの問題点がある。ひとつは従来のストローの在庫処理におおよそ4か月がかかること、そしてコストの問題である。一般のプラスチックストローは1~3セントのコスト、紙製ストローは7~9セント、持ち運べるメタル製の折り畳みストローはケース付きで20ドルである。耐破損性ガラス製ストロー(6ドル)、竹製ストロー(2ドル)は、アマゾンで高評価を得ている。


結論3: ボバ茶の価格はやや上昇
ボバ茶の価格はやや上昇する見込みだ。代替のストローが量産されるようになれば、追加料金は20セントもかからないであろう。だがサンフランシスコの200~250店あるボバ茶店の中には年間200万本のストローを使用する店もあるため、ストローにかかる10セントが20万ドルの違いを生むことになる。つまりこれは些細な出費の増加ではなく、明らかな障害であり、ビジネスの不確実性の根源となると言える。
では、次の議題として、日本の木製の使い捨て割りばしはどうなのだろうか?
原題:San Francisco Straw Ban Prompts Boba Crisis (抜粋)
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    溝呂木 賢

    ナチュラル・プロダクト専門ビジネスコンサルタント、
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